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HIECCブログ「であい」
2023/4/04/
平成4年度 地域連携ネットワーク事業についてご紹介します

 

ハイエックでは、本道における外国人居住者が年々増加するなか、道内の国際交流の輪を繋ぐ地域連携ネットワーク事業を実施しています。

地域住民と在住外国人との交流機会や相互理解の不足を解消し、ともに地域の一員として、異文化や生活習慣の違いをお互いに理解、尊重し合う社会の実現を目指し、地域の活性化を支える取り組みに対して支援を行っています。

・  令和4年度の主な取組としては、「地域住民と在住外国人との交流促進」や「国際交流団体間のネットワークを活用した在住外国人支援」、「在住外国人の定着に向けた取組」、「在住外国人の地域づくりへの参加促進」をテーマとして行いました。

・  連携して実施した団体は一般社団法人滝川国際交流協会、特定非営利活動法人 石狩国際交流協会、釧路国際交流協会、十勝インターナショナル協会の4団体です。

  石狩市(石狩国際交流協会)

〈在住外国人に対する日本体験事業「秋のくだもの狩り&BBQランチ〉

 新型コロナウイルスの影響で国際交流が停滞する中、市内在住外国人の方々を対象に、果物狩り体験が実施されました。外国人など30人が果樹園での体験を楽しみました。コロナ禍で姉妹都市であるカナダやロシア、中国との交流事業が出来なくなったため、本年度から市内在住外国人向けにバスツアーを実施。3回目の今回はツアーで果物狩りも行いました。

 参加者は浜益区のきむら果樹園を訪れ、リンゴやプルーン、ブドウを収穫。その場で丸かじりして「おいしい」と声を上げ、果物を持って写真撮影を楽しむ姿も見られました。

 果物狩りの後、北海道外国人相談センターによる相談会も開催。

  参加者は皆一同に「とても楽しかった」と話していました。10月1日(土)  きむら果樹園  在住外国人20名(ミャンマー10、ベトナム8、カナダ・中国各1)

日本人10名、高校生ボランティア1名

 

○  滝川市(一般社団法人滝川国際交流協会)

〈滝川市に済む外国人がバスツアーで神社など巡り、地域の魅力を発見〉

 地元で暮らす外国の人達に地域の魅力を知ってもらうバスツアーが12月18日、滝川市で開かれました。滝川市内の企業で働くモンゴルやベトナムの技能実習生や小中学校の英語の指導助手など13人が参加。

 最初は「笑うこま犬」がシンボルの江部乙神社。参加した人たちは宮司から神社の歴史や参拝の作法を教わり、かしわ手を打つ体験をするなどし楽しんでいました。

 次に向かった市立図書館では、さっそく利用者カードを作り図書を借りる人もいました。

 国際交流員を務める父親と参加のモンゴル人中学2年生の男子生徒は「今まで、地域のシンボルとして人々のよりどころになっている江部乙神社の話が面白かった」と話していました。

 中学校の指導助手を務めるフィリピン人の男性は「図書館が気に入り、さっそく利用者カードを作りました。ハリーポッターの日本語訳の本を借りたい」と話していました。

 

  十勝(十勝インターナショナル協会)

〈地域での生活や雇用の悩みについて在住外国人が相談しました〉

    在住外国人向けの移動相談会と帰郷交流会が、帯広市内のとかちプラザで開かれました。

 在住手続きや雇用などの悩みを持つ外国国籍の方々が、企業の人事担当者や専門員から助言を受けました。

 移動相談会は、「北海道外国人相談センター」が道の委託で2020年から実施している事業です。

 相談会では、在留資格や健康保険などに関する相談を専門員が英語など11カ国以上の言語で受け付けました。

 企業交流会は、十勝の在住外国人と企業をつなぐきっかけづくりを目的に初めて開催されました。

 企業には留学生など在日外国人約10人が訪れ、十勝で外国人を雇用している2社の説明を真剣に聞いていました。

 参加者からは、「仕事の内容や応募方法など詳しく聞けていい機会になりました」。

 企業交流会の担当者は「有意義な機会となったので、これからも続けたい」と話していました。

 

 

  釧路市(釧路国際交流の会)

〈技能実習生がバスツアーで阿寒湖の自然を満喫しました〉

 令和5年2月5日(日)、  釧路国際交流の会と北海道国際交流・協力総合センター(HIECC)の共催で、釧路市で働く外国人技能実習生に地域の自然や文化を学んでもらうバスツアーを阿寒湖で開催しました。

 フィリピン出身の実習生16人が参加し、雪の積もった北方ボッケ遊歩道やアイヌコタンを巡るなどして楽しみました。

 参加したのは市内の水産加工業などに勤める釧路在住歴2~5年の実習生で、コロナ禍で自由に外出が出来ない中、自分たちが住む土地について学ぶ機会を提供しようと企画したもの。

 一行は阿寒湖畔エコミュージアムセンターの職員の案内のもと阿寒湖周辺の自然を探訪し、初めてのスノーシューに戸惑いながら、阿寒特有の地熱や植物などの解説に聞き入りました。

 凍結した阿寒湖に歓声が沸き、湖面上に降りると興奮気味に写真を撮っていました。

 参加者からは「雪の上を歩くのはすごく大変だったけど楽しかった。本でしか知らなかった阿寒の自然を深く理解でき楽しかった」と話していました。

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